カナダでは一般的にオーロラのことをノーザン・ライトと呼んでおります。冬の観光の目玉の1つでもあります。カナダ国内でオーロラを見られるところは25箇所ぐらいありますが、その中でも有名なところはイエロー・ナイフとホワイト・ホースです。
簡単にオーロラの仕組みをご説明しましょう。太陽からは不定期に太陽風プラズマ【水素イオン・電子等】が放出されてます。この風は2～3日で地球に到達します。地球は両極から出た磁場で守られてますが、この隙間をついて太陽風が大気と衝突した時にオーロラが発生します。高緯度地方の磁極の周りの80KMから500KMの超高層大気でぶつかった時に起る放電現象がオーロラなんです。

通常シーズンは10月から3月の終わりまでです。オーロラは冬のものと思っていらっしゃる方が多いと思いますが、白夜の終わる9月頃からオーロラを見ることができるんですよ。そんなに寒くない9月辺りに高緯度地方に行くとオーロラを見ることができるなんて、イメージが変わったのではありませんか？

一般的には、冬の寒い晴れた雲の少ない夜中にホテルからオーロラの観測地点へ移動します。そこはテントまたは小屋がいくつも設営されており、そこに防寒具を着てオーロラの出てくるのを待つわけです。旅行会社さんのうたい文句は、“3日滞在すれば必ず一回はオーロラを見ることができます”というのが多いと思います。オーロラは毎晩出てるはずなんですが、天気が悪いと雲が空を覆うのでオーロラを見ることができないのです。雲上では出ていますが、運の悪い人は滞在中に見ることができない時もあるようです。弱いオーロラの発光は緑っぽい単純な色ですが、激しくなると色とりどりのほんとに美しいオーロラを見ることができます。
下の写真は美しい代表的なオーロラの写真です。真冬の寒い晴れた夜にはここバンクーバーでも幸運な人はオーロラをみるそうです。ちなみに私は見たことがありません。早寝・早起きなものですので。

興味のある方はWEBを覘いてみてください。ユーコンとイエローナイフのSITEです。
犬ぞりも楽しめますよ。
益々カナダに来たくなったのではありませんか？
http://www.travelyukon.com/
http://visityellowknife.com/

（宮内隆良　S53経）
日本航空　バンクーバー支店　営業部　担当部長