会員便り

2018年02月16日 メープル便り

カナダ・メープル便り (16)

今回は皆様にケベック・シティ-をご紹介したいと思います。ここはカナダ観光で絶対にはずせない所です。
秋の紅葉時期には弊社でもチャーター便を仕立てて、トロント・モントリオールに飛ばしております。
これは紅葉のメープル街道を行く商品で、それは美しい紅葉がお楽しみいただけます。

1608年にフランスの植民地として築かれました。その後英国領となりながらもフランス文化を1つも譲ることなく守り通した所です。
ご存知のようにカナダは国語として英語とフランス語がありまして、ケベック州がフランス語圏の代表です。
ここではフランス語を喋れるとたいへん便利ですが、もちろん英語も通じます。
ここに住んでる人はフランス語に強いこだわりを持ってます。

今でも何十年に一度くらいは独立しようと政治運動がおこりますが、今のところカナダ連邦から独立しようとする投票結果は出てません。
西の端のバンクーバーにいる私にとっては他州の人たちに自分たちの存在価値を示しているように思えます。
そしてケベック・シティ-は北米で唯一の城塞都市なんですよ。

写真でご覧いただくとよく分かるのですが、城塞で囲まれた旧市街は1985年に世界遺産に登録されました。

撮る方向を変えた写真では左下に写っているのセイントローレンス川がお分かりいただけると思います。
シャトー・フロントナック(今はフェアーモントホテル)は川を通行する船を見張っていたのですね。
この川は五大湖から大西洋に通じる動脈として現在も使われてます。
ホテル前の遊歩道からセント・ローレンス川を眺めるのはなかなか趣があります。

旧市街ではお気軽にそぞろ歩きをされてはいかがですか?城塞のすぐ下が買い物スポットです。
下の写真は夏と年末の写真で、比べてみると面白いと思います。
冬は結構雪が積もり、外を歩くのは寒すぎて困難かもしれません。

モントリーオールですと地下道で結構繋がっているので、遠道になるかもしれませんが、
一応雪を見ずに歩けますが、ケッベック・シティ-は寒さを体感しながらの歩きとなります。

ここは本当に中世ヨーロッパのような所で、いろいろ面白いところがありますよ。
骨董品が好きな方は結構掘り出し物がある骨董街へ行かれるのもいいかもしれません。
ただし、まがい物を高く買わされてもそれは私の責任ではありませんが。

カナダは広いでしょう?訪れる所は限りがないですよ。

日本航空 バンクーバー支店 営業部 担当部長 (宮内 隆良 S53経)