会員便り

2022年10月21日 信州上田四季彩祭

信州上田四季彩祭 その20「もう秋です」

♪今はもう秋~♪

と思わず歌いたくなる季節になりました。

信濃国分寺

コロナ禍の重苦しい気持ちで迎えた2022年も3月下旬には信州国際音楽村公園のおよそ10万本の水仙が春の訪れを告げ、上田城の千本桜が気持を晴れやかにしてくれました。

初夏には信濃国分寺の蓮の花が心を癒してくれ、3年ぶりに信州上田大花火大会が開催され一万発の花火に歓声をあげました。

今年も上田の夏は猛暑の日々。観測史上最高の38度8を記録する日々もあり、これまで抱いていた「信州上田」のイメージは何処へやら。

かろうじて菅平高原に「爽やか信州」の風を感じられました。

猛暑の夏は嘘のように過ぎて、上田城跡公園のケヤキ並木も色付きはじめ季節はもう秋です。上田城の紅葉

 

信州の秋の味覚と言えば、ブドウ、りんご、クリ、新蕎麦、きのこなどなど。

特に別所温泉から塩田平には多くの松茸小屋がオープンして県外からもこの季節を待ちかねた皆さんが松茸料理を楽しみに訪れます。(私はと言いますと、直売所に並んだ高価な松茸を眺めているだけなのですが・・・・・)

信州の秋は食べる楽しみが盛りだくさんですが、呑む楽しみもあります。

 

上田市内には6つの酒蔵があり日本酒好きの方には酒蔵巡りもお勧めです。

9月9日重陽の節句に「ひやおろし」が一斉に店頭に並ぶのは長野県だけだそうですが、今年は9月10日が十五夜でしたので満月を眺めながらの「ひやおろし」は格別でした。

 

上田は日本酒だけではありません。

上田市長瀬にありますシャトーメルシャン・椀子(マリコ)ワイナリーは360度ブドウ畑に囲まれ、何といっても見晴らしが最高。11月中旬頃までブドウの収穫が行われていまして、10月29日30日には地元の美味しいものとワインを楽しむイベント「マリコマルシェ」が開催されます。

降水量が少なく日照時間が長く、水はけの良い土壌がワイン用のブドウ栽培に適していることから上田市と周辺の東御市、小諸市には個性豊かな個人ワイナリーも多くあります。

因みに近年長野県産ワインの評価が高く、日本ワインコンクール2022では上田地域を含む県産ワイン12点が金賞受賞し、全国1位になったとニュースが報じていました。

 

そして11月に入ると至る所に「新蕎麦」の旗が見られるようになります。

美味しい蕎麦の為なら何処までも行くという知人がいますが、やはり信州人は蕎麦好きなのですね。

 

上田の秋は楽しみがいっぱいです。どうぞお出かけになってみてください。(小林良子 47文)