行事報告

2017年05月13日 月例会

第513回月例会「フェアトレードとは」参加報告

4月25日、フェアトレードのセレクトショップ Love&sense を経営している高津玉枝氏より、なぜフェアトレードが必要なのか途上国の現状を交えてお話しいただきました。
高津氏が行っている取り組みの一つ、カンボジアのある村からシルクのストールが届いている例をとりあげ、世界の課題とのつながりも交えながら、安さを求めすぎる消費者(=私たち)とも深く関係しているということを述べられました。
フェアトレードと聞くと援助的意味合いだけを想像してしまいますが、生産者が弱者という立場に置かれているために生まれるアンフェアな取引を、(フェアな価格で)フェアに取引しましょうという本来の意味合いをしっかり意識しなければと思いました。
日本では、まだまだ企業の取り組みは進んでおらず、消費者の関心も高くないのが現状です。
世界初「サスティナブル五輪」と言われたロンドン五輪に続いて、リオでも(開催期間中に)フェアトレード製品が調達基準に入ったそうです。
東京もサスティナブル都市としてオリンピックが開催され、そして日本でも環境や労働、人権などにも配慮して作られた商品が普通のスーパーにもたくさん並ぶ日が近いと期待します。
(片山小百合 H2経)