行事報告

2018年05月10日 月例会

第522回月例会参加報告

・日 時:4月11日(水)12:00~13:30
・講 師:井上 登紀子氏 S58文
・テーマ:「ちょっとお江戸へタイムスリップ~時代小説の愉しみ方」

「ちょっとお江戸へタイムスリップ~時代小説の愉しみ方」に参加して

今回の講演者は井上登紀子さん、シナリオライターとして活躍中ですが、時代劇作家「鷹井伶」という別の顔も持っていらっしゃいます。

その二つの世界をテンポよく紹介していただきました、特に面白かったのが、 江戸時代の𠮷原のお話です。𠮷原というと、華やかな世界の中で苦界に身を沈めた女性の悲しさを連想します。ところが通ってくる男性客もなかなか大変です。太夫と一夜を共にするために、3度も通い、お代金は100両ほど。別の女性に目移りもダメ、女性がNOといえば待ちぼうけをくらう。でも文句をいうのは 「野暮」だから我慢するしかないとはなんともお気の毒。当時の江戸っ子気質が伺えます。

江戸古地図や資料を広げながら執筆なさるという井上さん。

その豊富な知識で、また私たちを江戸時代に連れていってくださいね。

                       (S56法 髙島裕規子)