行事報告

2018年06月15日 定例行事

第43回 女子部会例会に参加して

関東に梅雨入りが発表された6月6日、第43回東京甲南会女子部会の例会が、華やかに執り行われました。場所は、港区白金台の八芳園。元は大久保彦左衛門の下屋敷だったという美しい日本庭園で知られるところ。瑞々しい緑を愛でながら、美味しいお食事とお話に酔いしれることができるという、実に素晴らしいロケーション。幹事の皆様のセンスの良さが伺えます。

実は私、女子部会の出席は初めて。会場に入ってびっくりしました。白鳳館は屈指の大広間(144畳)ということですが、そこが満員なんです。(なんと参加者は116名)わぁ、東京にこんなに女性OBがいたんだぁという驚きがありました。卒業年次ごとに別れたテーブルの着席ということもあって、久々の再会を喜び、近況を語り合う声などで賑やかなこと(笑)。 そして、テーブルには所狭しとワイングラスが……。

本日のゲスト、菊正宗酒造株式会社の若き代表取締役社長嘉納治郎右衞門さまのご好意で、一人4種も日本酒の飲み比べが楽しめるとあって、お料理が始まる前から期待が高まります。佐藤茂会長によるご挨拶と乾杯、美しく盛りつけられたお料理に合わせて、新ブランド「百黙(ひゃくもく)」の純米大吟醸、純米吟醸、Alt3(オルトスリー)。そして、純米樽酒が振る舞われました。

「百黙」は創業359年の菊正宗にあって、130年ぶりに作られたという新ブランド。辛口で知られる「菊正宗」とは対照的に、フルーティでいながら日本酒らしい濃厚さ旨みも感じさせるという個性的な酒とのこと。 これが、もう本当に芳しくて、飲みやすいんです。 華やかな香りはグランクリュの芳醇なワインを思わせるのに、米の旨みがちゃんとある――日本酒の新たな時代へと挑戦する社長の意気込みが伝わってきます。また、こだわりの吉野杉の樽で寝かせたという純米樽酒は、一口含むと杉の爽やかな香りに包まれ、蒸し暑さが吹っ飛ぶような涼やかなお酒でした。「百黙」とは「百黙一言」(寡黙な人が、ぽつりと一言 発する言葉は、鋭く的を射て、聞く者に強い感銘を与えるということ)から由来したネーミングだそうですが、いやぁ、もうみんな、喋る喋る。 美味しいお料理とお酒ほど、人を幸せにするものはありませんね。

食後は、嘉納治郎右衞門さまの講演。菊正宗酒造が歩んできた歴史、代々の家訓、これからの日本酒の展望など、いろいろと興味深いお話を拝聴しました。 嘉納さまは、12代目を継ぐ決意の一つとして、代々続く治郎右衞門という由緒ある名に戸籍改名申請中とのこと。新ブランドの「百黙」はじめ、紙パック酒のイメージを一新させるCMなど、さまざまな仕掛けを考えていらっしゃるとか。これからもきっと新しい試みで私たちを愉しませてくださることでしょう。そうそう、「百黙」は今のところ阪神間のみの発売ですが、都内での発売も近々始まるそうです。嘉納さまには日本酒の化粧水(お肌つるつるになるみたいです!)など、うれしいお土産を色々ご用意いただきました。本当にありがとうございました。

初めて参加した女子部会でしたが、先輩方とのお話も弾み、とても有意義で楽しいひとときを過ごすことができました。もし参加を迷っていらっしゃる方がいらしたら、是非いらっしゃることをお勧めします。同期や知り合いがいなくても大丈夫。同窓というだけで、すぐに仲良くなれますから。楽しくお話いたしましょう!末筆になりましたが、幹事のみなさま、今日はどうもありがとうございました!

井上登紀子S58文

 

先日は初めて女子部会に参加させて頂き、とても素敵な時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。今年は私共平成9年度卒業生が学年幹事という事をお伺いし、何らかの形でお役に立つ事が出来ればと思い、初めて参加させて頂きました。ゲストも同じく平成9年度卒業生の菊正宗社長、嘉納治郎右衞門さんということで、同世代の方のご活躍ぶりにも大変感銘を受け、また日本酒を素敵なお料理と共に美味しく頂くという最高のシチュエーションの下、幹事ながら存分に堪能させて頂きました。そして女子部会ということで、多くの甲南女子である先輩方にお会いする事ができ、世代を超えた女性のパワーを大いに感じ、私もまだまだだなぁと身が引き締まる思いです。そして、水野前会長様よりまたまたパワフルなご挨拶を頂き、とてもエネルギーを頂きました。

最後に、このような素晴らしい会を企画して下さいました佐藤女子部会会長様を始め役員の皆様、ご関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

岡本 愛 H9経済

 

幹事の年ですのでお願いできますか?とご案内をいただいてから、とても楽しみにしておりました。あいにくの雨模様でしたが、八芳園の堂々とした正門をくぐり、新緑も美しい日本庭園を通り抜けて会場へ。それだけで心躍りました。

ゲストスピーカーは“伝統と革新”を掲げていらっしゃる菊正宗酒造の嘉納様でしたので、お料理とともに敢えて瓶詰めされた生酛造りの樽酒や、全てにこだわったものでありながら、主張せず、さらにはお料理をも引き立てている、その名も“百黙”を堪能させていただきました。それから、諸先輩方。皆さまとても穏やかでいらして、初めてお目にかかったのにもかかわらず、いろいろなお話を伺うことができ、全てのものに、日本女性のあるべき姿を教わった一日でした。学生時代ぶりの同期との再会もとても印象的でした。このような機会を与えていただきまして、会長はじめ事務局の皆さまに心より感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

岡本幸子 H9文