行事報告

2018年08月08日 月例会

第523回月例会報告「テーピング講習を受けて」

5月23日(水)第523回月例会では、ピップ(株)ピップスポーツ スーパー・バイザーの横部 弘氏をお呼びし、身体のメカニズムとテーピングのコツをお話いただきました。

       

       

 

今回の講習を受けて、テーピングの多様性を身に染みて感じました。講習を受けるまでは故障した箇所を固定するためのものというイメージでしたが、ケガの予防や痛みの先送り、パフォーマンスの向上になどあらゆる面で活用することができるということを実感しました。ウィークポイントを柔軟にサポートしながら筋肉のバランスを整えるので、疲れにくく、本来の力を十分発揮できる走りにつなげることができます。
私は中学から大学までの10年間短距離ランナーとして続けてきましたが、過酷な練習を日々続けることで疲労が溜まり、何度もケガをしてしまうことがありました。練習後の体のケアを怠ったためだと痛感しました。現在では、勤務先で駅伝部に所属し、リレーマラソンや、駅伝に参加させていただいています。
最初は1㎞から始め、3㎞、5㎞と少しずつ距離を伸ばしている最中です。今まで続けてきた短距離とは大きく異なり、負荷がかかる部位もまた違うように感じます。マラソン選手に多いケガは、つま先、指、足の甲、ひざ、肉離れ、捻挫などだそうです。私が走っていて疲労を感じたのは、特に膝と足の裏です。歩幅が広すぎたり、姿勢が前傾気味になることで、太ももや、ふくらはぎに大きな負荷がかかり、膝が炎症を起こしていることが考えられます。トレーニングの量を考え直すことはもちろんですが、フォームの改善が必要不可欠です。しかしフォームをいきなり変えることは並大抵のことではありません。この講義で教えていただいた知識を活かし、適切にテーピングを貼ることで、フォームの改善に役立てることができれば、ケガの予防に加えて、自己記録の更新に大きく繋げることができそうです。このような機会を設けていただき、ありがとうございました。
                                                       (山瀬喜雅 H29営)