9月10日18時30分～第526回月例会「空の平和について」に参加しました。
皆さん、スクランブル発進って聞いたことがありますか？

緊急発進ということで、日本近辺に国籍不明の飛行機が接近した場合、航空自衛隊機が発進し警戒に当たることです。
では、年に何回くらい発進しているのでしょう？
実は1100回を超える事も！1日に3回以上発進している計算になります。
日本周辺をそんなに頻繁に外国の軍用機が飛んでいるなんて想像もしていませんでした！

そんな日本の空を守っている甘利斉久さん（H22経）に日本を取り巻く情勢とココだけでしか聞けない「裏話」を楽しく語って頂きました。

一見優しそうな爽やかイケメンなのですが・・

あの95年の震災時に、災害救助に真っ先に駆けつけてくれた自衛官に憧れてその自衛官を志した熱血漢でもあります。
幼少の志を忘れず、大学を卒業後、幹部候補生として入隊。パイロットとして勤務した経験をお持ちです。
何よりも日本を守るという使命感と誇りをその佇まいから感じられました。
自衛隊の事を「アンパンマン」に例えて語られました。
バイキンマンが攻めてくるとやっつけますが、バイキンマンをこちらから攻めることはしない。
また、戦うだけでなく困っている人がいれば力を貸して、お腹がすいていればパンを分けるような存在なのだと。
日本が置かれている現状や自衛隊の役割を私たちに分かりやすく、かつ切迫している問題だと教えて頂きました。

講演もそこそこに（笑）、質疑応答の時間が盛り上がり放っておけばエンドレスに続くような気配でした。
自分の家族が自衛隊に入りたいと言ったらどう思うか？
攻撃される危険があるならもっと武器を持って行けないのか？
日本はあの国と戦ったら勝てるのか？
あの機種が配備されるが実際どうなんだ？
市ヶ谷の桜見物はもう出来ないのか？ ・・・etc.

すべての質問に優しくそして真摯にお答えされる姿に「君は本当に甲南生なの？」という一幕も(笑)
最後は目指せ空将！頑張れ！というエールで締めとなりました。
あっという間の月例会でした。
お酒と美味しい軽食を食べながら、フレンドリーな雰囲気の中楽しい時間を過ごさせて頂きました。

ありがとうございます！

また次回も楽しみにしております。

（海上 英智　H09営）