行事報告

2021年07月18日 月例会

第538回月例会に参加して 「ジェンダーってなに? ~男女共同参画の今を考える~」

■講 師:冨居雅人氏(1987年文学部英米文学科卒)
     神戸新聞社 読者本部 販売局次長 兼 NIX推進部長
     甲南大学同窓会 理事(副幹事長 広報部長 謙 甲窓編集委員長)
     甲南大学非常勤講師・神戸学院大学客員教授
■日 時:2021年4月16日(金)20:00~21:30
■参加数:36名
■形 式:オンライン月例会(Zoomによる)
■モデレーター:片山小百合氏(1990年経済学部卒)

神戸新聞社の冨居雅人氏(文1987)をお迎えし、「コロナ禍の問題」と「ジェンダーってなに?」の2部構成で講演していただきました。
コロナ禍の問題は、ワクチン開発・リーダーシップ・インフォデミック・感染症の歴史など約20ものテーマについてお話を戴き、コロナ禍のせいで出た問題ではなく、潜在していた問題が表面に出てきたものであるとのお話でした。
ジェンダーってなに?は、社会的・文化的につくりあげられてきた性別による格差で、「社会的文化的性差」と訳されているもの。北欧と日本の閣僚との比較・ジェンダーバイアス・SDGs・男女共同参画の歴史・ジェンダーギャップ指数などこちらも約20ものテーマについてお話を戴き、特にジェンダーギャップ指数では日本は156か国中120位であり、極めて遅れているとの指摘でした。
最後に、日常の思い込みをみつめなおそう・不自由を自由に変えてみよう・多様性を考え、認め合い選択肢を増やそう・その先により良い社会がきっとある。 目指すは「共生社会」「そこに愛はあるんか!」でした。
さすがに冨居氏の幅広い知見と深い見識を感じ、解り易い説明でどんどん引き込まれてゆき、一つ一つのテーマをもっと聞いてみたいと思う、目からウロコの90分間でした。

                                                             三木勝行(経1979)