行事報告

2021年11月23日 定例行事

秋の講演会「東京五輪を振り返る」参加報告

■日 時:11月2日(火)19:00~20:30
■場 所:Zoomによるオンライン講演会
■講演者:水野正人氏(東京甲南会前会長)
                   甲南幼稚園・甲南小学校・甲南中学校・甲南高等学校を経て
                  S41甲南大学経済学部卒業
                  ミズノ株式会社代表取締役社長を経て、現在会長を務める。
■演 題: 「東京五輪を振り返る」
■申込者数:247名、当日参加者数:126名、後日のYouTube視聴者数:216名 

 水野先輩(以下、敬愛を込めて水野先輩と呼ばせていただきます)は1996年より IOC(国際オリンピック委員会)スポーツと環境委員会委員を務められ、2001年より JOC(日本オリンピック委員会)理事、そして2020年東京オリンピック、パラリンピ ック招致委員会副理事長、専務理事として尽力されました。私も携わっております 甲南学園体育会OB・OG会連合会 摂津会(水野先輩は摂津会の前会長でもあられま す)においても招致の署名運動をさせていただきました。
オリンピック開催が「TOKYO」と決定した瞬間、「水野先輩,やった〜!!」と二重 、三重の喜び、嬉し涙が出ました。
水野先輩の誘致活動の成功は堪能な英語でのロビー外交、「face to face」その熱 意が各国の関係者に伝わったと思います。
 また水野先輩が勤めておられるミズノがオリンピックのオフィシャルサプライヤ ーとなっている関係上、公平を期するためミズノ株式会社会長を辞され、会社も退 職し無収入でオリンピック誘致活動に専念されました。当時このお話を聞いた時、 日本のため、日本国民のために全身全霊でオリンピックを誘致されていることに敬 服しました。
お話の中で感銘を受けた言葉は「レガシー=遺産」です。競技場などの「有形のも の」、ボランティア活動などの「無形なもの」、これらを未来に繋いでいくことが 私たちのなすべき事と思いました。
 最後になりましたが、水野先輩の貴重なお話に感謝すると共に、今後も日本のス ポーツと文化の発展にご尽力されることを願っております。
 水野先輩、ありがとうございました。

(横部 弘 S54経済)

 

まずコロナ禍で中々直接お会いできなかった甲南OB・OGの皆さまの元気なお姿を見るこ とが出来たことをとても嬉しく思いました。そのコロナという苦難を乗り越えて開催された東 京オリンピックについての水野前会長のお話を視聴致しました。
今回のオリンピックについては。様々なご意見がある中で非常に苦しい場面も数多くあった かと思います。それでも立ち向かって成し遂げたお姿に甲南の魂とあるべき姿を見たような 気がしました。お話を伺うにつれて、今回のオリンピックはコロナきっかけということで、期せ ずしてではありますが大量生産・大量消費・大量廃棄の20世紀型社会経済からSDGsをは じめとする新しい価値基準が生まれる中で行われた21世紀型のオリンピックであったのだ なと改めて感じました。そしてその新しい価値観の中においても甲南の魂はこれまで通り変 わることなく持ち続けていこうと決意を新たにした次第です。何故なら今回の21世紀型オリ ンピックを率いていらっしゃったのが誰よりも甲南魂をお持ちの大先輩の水野前会長その 人であったからです。
最後になりますが、今回は甲南のOBであることの素晴らしさを感じる良いきっかけをとなる イベントを開いていただきまして大変感謝いたします。
ありがとうございました。

(山本貴士 H10経)