待ち遠しい寮歌祭

待ち遠しい寮歌祭といえば、それは「新春寮歌祭イン甲南」です。これまで寮歌祭に参加された他校の方々から「待ち遠しいよ」と声をかけられることがあり喜ばしい限りです。今年も1月13日にサピアタワーで開催されました。
寮歌祭で唄われる歌の多くは旧制高等学校の生徒が作詞作曲されたものです。その内容は実に人の心を引きつける内容のある奥深いものです。各校の面々がその思いを心から唄い上げ会場の皆さんの心を一つにする魅力があります。
そして唄い上げた後、会場の皆さんが一体となり拍手拍手で盛り上がります。毎年参加していると各校の皆さんとも顔見知りになり、その人々の人生航路のことなどお聞きでき、大変参考になることが多いものです。ぜひ一度参加されてはいかがでしょうか。楽しいですよ。

参考までに全国的な組織として日本寮歌祭は第１回が昭和36年（1961年）に文京公会堂で開かれました。参加校は21校でした。甲南が初めて参加したのは第5回　昭和40年（1965年）日比谷公会堂で参加校は40校でした。第7回からは日本武道館で行われました。日本寮歌祭運営に大村光氏（旧理14）が役員としてご尽力されました。50回でいったん終了しましたが新制の幹事により継続し昨年で63回になりました。また新春寮歌祭イン甲南は平成20年（2008年）に小生や森田龍彦氏（営院46）山本敏雄氏（経43）等が甲南の名を高めようと立ち上げました。このような歴史を重ねてきました寮歌祭に皆さんぜひ参加よろしくお願いいたします。

神田一三（文36）