行事報告

2026年01月22日 その他

「2026年 新春寮歌祭イン甲南」のご報告

「2026年 新春寮歌祭イン甲南」が去る1月10日にサピアタワー6階ステーションコンファレンス東京で、35校101名の参加で開催されました。
この寮歌祭は、東京甲南会の主催で日本寮歌振興会の後援により甲南学園と甲南大学同窓会甲南会の協賛にて開催されております。
甲南高等学校の「沈黙の鐘」に始まり、北は北海道帝国大学予科から南は台北高等学校まで35校の寮歌が歌われ、最後に第一高等学校の「嗚呼玉杯に」を全員で円陣になり歌いながら練り歩きました。参加者は各校の法被を纏い、ある人は羽織袴に学帽を被り高下駄をはいて、またある人は法被に鉢巻をまいて、小旗を振りながら大きな声で寮歌を歌っておりました。実に不思議な空気に包まれた空間であり、実に楽しい寮歌祭でした。
寮歌というのは、旧制高校生自らの手によって、そのほとんどが作詞され、またその多くが作曲されるという、音楽史上にも特異な学生文化の誇るべき遺産となっております。
寮歌には、旧制高校生の意識や思想、心意気が反映また投影されております。
その歌は、学生の感性で捉えたもので、青年の高い気概を示し、青春の美しい燃焼でもあったのです。だからこそ、時代を超えて現代にも生き続けており、これからもこの気概を持ち続けたいものです。

番外編
早稲田の一人が遅れてきて、飛び入りで2曲目の歌を「覇者覇者ワセダ!」(紺碧の空)と歌ったのです。するとすかさず「陸の王者ケイオウ!」(慶応賛歌)と慶応も2曲目を歌い出したのです。ここでも早慶戦が始まり大いに盛り上がりました。
そして思い出したのがNHKの朝ドラで、早稲田が野球の早慶戦にどうしても勝てなくて、これは応援歌(寮歌)で負けているせいだとし、苦労してできたのが「紺碧の空」でした。
早慶戦で応援団ができたての「紺碧の空」を歌い応援したところ、ついに勝てたという物語で実に面白い展開でした。
そしてもうひとつ、NHKのうら若き女性アナウンサーが、私は「紺碧の空」に憧れて早稲田に入学し、応援団に入団して今の自分があるとの話があり、ここでも盛り上がっていたのを思い出しました。
そこで甲南にもこんな物語がないかと思いをめぐらしたところ、似たような話が陸上部にもありました。100年程前甲南に陸上競技部が創部されたころ、第一高等学校(東京大学)主催で第一回全国高等学校リレー大会が企画され、甲南1期生の大先輩が参加を申し込んだところ、「コウナンなんて言う学校は知らない!」と蹴られたそうです。
そこで1期生の大先輩たちは奮起して厳しい練習を重ね、この第一回リレー大会の4×100mに出場し並みいる強豪校を倒し優勝したそうです。
この時「コウナンってどこの学校だ?」「神戸の学校らしいぞ!」とあちこちで囁かれたそうです。この優勝で「甲南高等学校」の名前が全国に知られるようになったとか!
                                                            (三木勝行 S54経)